ウェックスの渡辺です。年末の非常に忙しい中でまず自分が体調を崩し、流行り病は陰性という診断結果にも関わらず家族が次々と陽性診断され、仕事納めもままならず本年の業務を終えました。なかなかに不本意な締めではありましたが、これもしっかり休む事、じっくり考える時間を持つよう暗示されたものと捉えて自宅に籠もっています。また今年もアッという間でしたが、駆け抜けた１年を少し振り返りたいと思います。

工事関連で伊豆東部は今年も新規出店・リニューアルが相次ぎました。特に熱海や湯河原、箱根では新規開業の問い合わせ依頼は多く、各消防本部には何度も掛け合って協議してきました。まだ電子申請化の対応は成されていませんが、電話やメールでのやりとりに寛容になってきて頂いてとても有難いです。また宿泊施設は補助金を活用した客室工事やレストラン開設等が多く見受けられ、建設業界全体が非常に忙しかったと感じます。

そんな1年でもひと際大きな案件だったのは「星野リゾート リゾナーレ熱海」の自火報システムリニューアルです。特注仕様のP型１級250回線の受信機と、1300個近い火災感知器の交換、200台以上のスピーカー増設をほぼ休館無し（営業しながら）施工実施したのはかつてない難易度と規模でした。これら工事を設計から施工、納入に至るまで外注でなく内製で実施できる会社というのは改めて自社強みだと思っています。もちろん相当大変ではありましたが、一つまた壁を越えられた大事な案件でした。

星野リゾート リゾナーレ熱海　自動火災報知設備リニューアル工事

また変わらず消防設備業界は慢性的な人手不足となっていますが、社内の人材の定着とレベルアップを図れた１年でした。入社2年目を迎えた社員が点検のほか簡易な工事、見積ができるようになってきた他、4月入社の新卒社員も資格取得までもう1歩のところまで来ており、１年前と比べて断然仕事が安定してきました。なかなか社内での講習時間を作れなかったので、もう1歩先にいく為の施策を会社として実施していこうと考えています。

やはり消防設備業はとてもニッチな業種です。消防士のように子供からお年寄りまで誰でも知る職業ではありませんし、実際若者の担い手は減る一方です。とはいえ建設業とビルメンテナンス業の両側面を持つこの業界は消防法規の元、年々需要は増えていっています。当社もコロナ禍に突入してこの2年間増収増益を続けてこられました。新規物件も年々増加しているお陰もあって、人手は変わらず不足しています。現場職と事務職の2種で募集していますので是非ご応募・ご紹介下さい。

募集要項・応募方法

さて忙しかった今年も12月29日～1月4日まで休暇を頂きます。

改めまして今年１年、皆様には本当にお世話になりました。来年はさらに大きな案件、また新しい挑戦を控えていますので随時また開示していきたいと思っております。

今後とも、よろしくお願いします！