WECS

株式会社ウェックス静岡県熱海市の総合防災会社

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社員総会 ~ 35期振り返り

お知らせ

ウェックスの渡辺です。最近は社内メンバーが主体的にブログを書いてくれるようになり、しばらくお任せしていました。ワタナベ電気防災からウェックスに組織改変して丸3年が経過。一瞬で過ぎ去ってしまうくらい濃い月日でしたが、35期目も無事に駆け抜けました。

さて世間を騒がせているように物価上昇の波はあらゆる消防設備の価格も押し上げ続けています。人手不足は更に拍車がかかり、人件費は高騰し続けていますね。我々の業界も例に漏れず、同じやり方、同じ経営のままでは立ち行かなくなってしまうのは間違いないでしょう。

でも難しく課題が多い業界だからこそ面白い。知恵を絞って汗をかいて、非効率なプロセスや古い慣習を一つずつ崩して変えていく事。振り返れば35期もそれらをじっくり取り組んできました。

経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)の刷新

経営理念が社内メンバーに腹落ちしていない。そして経営者である自分自身が本当の納得感を得ていないのではないか。日々の業務に忙殺されて向き合って来れなかった疑問符に、新たに期初から経営企画を担ってくれたメンバーがこの課題を突き付けてくれました。

「経営理念、考え直さない?」

ウェックスとしてスタートした時は恥ずかしながら全て僕一人が決めていたので、一度立ち止まって立て直したいという願望はありました。とはいえ会社の根幹をしっかりと言語化するのは極めて重大な事案。一人で完結させるには困難ですし、そうあるべきでもありません。僕や会社の価値観にも理解を示し、かつ忖度なく意見をぶつけ合える存在が必要だったので、そんなメンバーが加入した事に改めて深く感謝しています。何度も議論しては考え直し、社内のコアメンバーにも問いを立て、意見をもらいまとめていく。今期始まってすぐから検討を重ね、昨年末にようやく辿りつきました。

ミッション 自社の存在意義/成し遂げること  「人と地域の日常を守る」

ビジョン 自社のあるべき姿/実現したい未来像  「防災のパートナー」

バリュー 大切にする価値基準 「仁の精神」「正々堂々」「主体性」「前を向く」「非安定志向」「笑顔」

たとえ経営理念を刷新してもWECSという社名に込められている意味、本質の部分は変わらないままです。

内容もプロセスも以前と違っていた事もあり思いのほかメンバーには伝わりやすかったのと、新たに当社にエントリーしてくれる方々にも特にバリューの部分に共感したという方が増えてきた印象があります。とても嬉しいことです。

改めてこの言行を一致させること。経営理念に沿った行動をすることにこだわっていきます。

HR Employee performance evaluation and work improvement concept with multiethnic colleagues. Career growth, improving the efficiency of personnel.

新人事評価制度

「従業員20名程度の規模で人事評価の仕組みは早いんじゃないか?」

「まだ社長が全員見れると思う」

様々な意見がある中で選択したのは、人事評価の仕組みを一から見直し、より具体的で透明性のある制度を導入する事にしました。ウェックスがスタートしてから毎回賞与のタイミングで人事考課シートを全社員が記入して面談する事までは実践していましたが、内容がやや抽象的でしたし経営理念と目標設定に紐づいた仕組みになっていなかったのが明らかでした。

個々のメンバーがこれからどうしていくか、チームで目標立ててフィードバックができる状態にしたい。人事担当者を中心にコアメンバーで評価基準とシート内容を精査し、従来の仕組みを刷新しました。社内メンバー全員が毎日使用しているKINTONE上で完結できる点も相まって、直近の賞与では全メンバーの振り返り文面が具体的で予想以上に文面量も増えました。

より日常に落とし込めたと実感しています。この業界全体としてまだまだ旧態依然な部分が残ってはいますが、社員の年齢や社歴などではなく、頑張った分の成果を評価して給与・賞与に還元できる会社にしたい。本当に意味がある施策でした。あとはそもそもの賞与額を増やせるよう、売上を上げて不要な経費を減らす、無駄の無い筋肉質な会社にしていくことだと思っています。

顧問税理士の交代/会計業務クラウド化

何事も経験が無いことをするのは見えない部分も多く不安だと思います。前社長の時代から長くお世話になっていた地元の顧問税理士先生の交代は正にそうで、漠然とした不安と代替できる方との面識も無かったのでなかなか手を打てずにいました。

とはいえアナログな管理方法のまま続けていた経理業務もさすがに非効率を感じ続けていたので、経営課題の一つとして周囲にも言語化するようにしていったところ、

「渡辺さんに紹介したい税理士さんがいます。大阪にいる方なのですが。」

大阪。さすがに遠すぎるんじゃないかなと率直に思いましたが、税理士業務もクラウド化が進んできている今、拠点の場所はそんなに重要ではないかもしれない。WEBサイトを拝見した限りでも実績も豊富で、会社の経営や変革に伴走してくれる方。僕らの後押しをしてくれるんじゃないかと直感的に思い面談することになりました。

「もっと経理業務を楽に、ストレス無くできるようにしましょう。本業に集中できるように。」

実際に会ってみて確信に変わり、迷うこと無く契約。しっかりと移行の準備期間を設けたお陰もあり、この1年で経理業務が全く別物に代わりました。本当に嬉しく、ありがたいことです。経営課題が改善されていくことってこんなにもストレス軽減に繋がるのだと身をもって実感しました。そしてそれは我々の事業でも顧客にそう体験してもらわねばと、一層身が引き締まったのです。

36期の始まり~成長と拡大を目指す

もちろんこれら3つの施策だけでなく様々な改善をしてきましたし、日々対応している現場にこそ良いことも悪いことも数々のドラマがありました。昨期の売上を超えることはできませんでしたが、会社組織としては大きく成長した1年間だったと強く感じています。

土台や仕組みづくりに区切りがついた今期はこれから新しいメンバーも日々募集して増員していき、より広く沢山の御客様に事業を展開していきたいと考えています。

約14年前にUターンしてから今にかけて様々な社員を見てきましたが、今が最高のメンバー・組織体制だと自信を持って言い切れます。今の状態を更に超えていく為にも慢心せず常に謙虚に、一つ一つ御客様の課題解決に取り組んでいきます。

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